かみさまのふねneo

Date : 2006年10月

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鈍闇

身を切る冷たさが 寂しさが
私を苛む

ぼんやりとした心の痛みが 私を生かす

見えない 何も見えないけれど
何処かで水の流れる音が ただ聞こえる

いつからこうなってしまったのだろう
そんな言葉に意味は無い けれど


あぁ ただ私の肌を刺す冷たさだけが
美しい

美しいから 生きていけるんだ
世界が この混沌とした世界が
それでも とても美しく見えるから


凛 と
また風が 吹いた

瞬く星に馳せる想い
そんな幻想に ただ酔いながら

漂いながら ?
この美しい世界を
生きられたらいいのに


それでも私は
ニンゲンだから

この鈍い痛みを抱えながら
愛しく撫でながら


生きて ゆくんだ
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異狂

突如、彼はくらくらと哂い出した。

「まさか、ね。 今更そんな質問をされるとは思わなかった。
 いや、或いは至極真っ当なのか? どうなんだ。
 昔からそうだよ。
 俺には、あんたらの考えていることがまるで理解できない。」

くらくらくら

「第一、そんな事を聞いてどうするつもりなんだ?
 客観的事実を語った真っ当な理由でもつけて納得したいのか?
 わけの分からないものがそんなに嫌いか?
 まだるっこしい冗長な論理で覆わないと恐くて仕方がないのか?」

くらくらくら くら く

「本当に、昔からそうだったよ。
 あんたらのやってることは、俺にはまるで理解できない。
 不条理だ。 なにもかもね。
 あんたに分かるか? ん? 理解できるのか?
 ・・・あぁ、分かりますって顔してやがんな。
                         気持ち悪ぃ。」

くら く  

「・・・どうせ何にも分かってねぇくせによ
 なにもかも分かったようなツラしやがって」

くら ぐ ぐらぐらぐら

「あんなワケ分からねぇ理屈ひとつで
 どうせ手前ぇの貧相な脳みそじゃなにも理解できてねぇ癖によ。
 ありがたがって、何もかも分かったつもりになっちまう。」

ぐらぐらぐら

「それとも、本当はみんな本当に分かってやがるのか?
 分からねぇのは俺だけか? 俺だけ頭が悪ぃ所為なのか?
 そうか 俺がみんな悪かったってのかよ いつだって俺が悪いのか?
 ちくしょう いつだってそうだよ ちくしょう こりゃ笑えるな」

ぐらぐら ぐ くらら くぐららら

「あん? 話がずれた?
 ・・・んな事ぁ、どうせ話したってあんたらにゃ分かんねぇよ
 いや、分かるのか? あんたには? ・・・分からねぇな。」

 ぐりらりら らりぐろりらりらりら

「何もかも分からねぇよ なんでそんなこと分かるんだ?
 何故アレが分かってソレが分からない?
 何でソレが疑問で、アンナことは当たり前なんだ。
 分からねぇよ分からねぇよ分からねぇよ分かるのか?
 あんた分かるのか? 教えてくれよ 
 なんであんなことみんな分かるんだよ
 なんで分かってくれないんだよ ちくしょう!」



ひどい錯乱が見られる どうやらこれ以上の対話は無理そうだ。

多国籍居酒屋にて

私はその店でソルティ・ドッグを頼んだ。


しかし供されたものは、単なるウォッカのグレープフルーツジュース割りに過ぎなかった。

これは、違う。
この飲み物は、言うなれば「ブル・ドッグ」とでも称されるべきカクテルである。
私の意図した注文の品ではない。
「ソルティ」・ドッグを名乗るには、あまりにも塩分が足らなさ過ぎるのだ。


私は些か不興に顔を挙げた。

人のよさそうな禿頭の店主は、私の隣の客と何やら懐かしげに話をしていた。


・・・あぁ、そうか。

この店は、もう何年も前からこうしてやってきているのだろうな。


途端に随分と、自分が無粋に思われた。

再び口にしたその飲み物は、先程より幾らか滑らかに私の中に流れ込んだ。



そんな、しょっぱいカクテルの話。

受付嬢的な

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